2004年07月10日
エラー!という言葉を使うサイト
サイトを作る上で、「エラー」という言葉は不適切だと思っています。システム屋あがり(まだ現役のつもり?(笑))の自分を今一度戒める為にサイトにアップする事にしました。
「エラー」という言葉を、全スタッフが使用していると思います。
この「エラー」という言葉は、多くのシステム屋やWebデザイナーが使う最もお客様を見下した表現である事に気づいて欲しいと思います。商人であればお客様に対してけっしてそんな失礼な言葉は使いません。
サイト制作において、お客様情報の入力や商品の検索やバスケット確認画面などがあると思います。
その際に、何気なく「エラー」という言葉を使っていないでしょうか?
例えば、バスケットを見るボタンを押した時にまだバスケットが空だった時、システム屋が作ると「エラー」と表示します。果たしてエラーでしょうか?
商品を探した時に、お客様のご要望の商品が無かった時に、「エラー」と表示していませんか?本来は逆ですよね。お客様のご要望の商品をご用意できなかったわけですから、「大変申し訳ございません」とお詫びをしなければいけないのです。店頭で、問合せの商品が無かった時に、店員に「エラー」(そうは言わないが)と同じ表現で言われたら大喧嘩になると思います。
要するに「エラー」という言葉は、システム屋が自分の作ったシステムに対して本来一番大切にしなければならないお客様が「俺の・私の」作った通りに入力していないのが悪いと言っているようなものなのです。
本来は、入力間違いでさえも間違えるような画面・表現を作ってしまって申し訳ございませんという気持ちを忘れないで下さい。
これを機会に、既存サイトも含めて画面を見直してみると良いと思います。
野澤の作成した昔のサイトでさえ、おもいっきり「エラー」としかも赤字でどうだ!と言わんばかりに表示しています。全く恥ずかしい限りです。


Posted by hirononono at 2004年07月10日 15:28